ナイトワークをしたいと思っている女の子のなかには、「お店の種類がいろいろありすぎてよくわからないんだけど、何がどう違うの?」と素朴な疑問を持ってしまう人も多いのではないでしょうか。
キャバクラやスナック、パブなどの特徴を知り、自分に合ったお店で働きましょう。
キャバクラとは
ナイトワークの代名詞ともいえるキャバクラは、キャバレークラブの略称です。「キャバレーのような明朗会計で、クラブのようなおもてなしが体験できる」という意味で、お客さんは時間料金と指名料、飲食料を支払い、席につく女の子とおしゃべりします。
10代後半から20代の若い女の子がきらびやかなドレスを着て接客応対するため、お店の雰囲気はとても華やかです。客層は一般的なサラリーマンが多く、接待に使われることもあります。時給のほかにインセンティブがつくことがほとんどなので、頑張った分だけお給料がアップしますよ。
ガールズバーとは
バーテンダーが全員女性なのが、ガールズバーの特徴です。お客さんの隣に座るキャバクラと違い、バーカウンター越しでの接客となります。時間料金ではなく、席料とお酒を頼んだぶんだけの支払いとなり、スタッフにすすめたお酒の料金もお客さんが支払います。
お客さんの隣に座るのはちょっと……というナイトワーク初心者でも働きやすく、また長時間ハイヒールでの立ち仕事となり体力勝負なので、比較的若い女の子が大半です。時給やインセンティブの面からみれば、キャバクラほど稼げるとはいいがたいかもしれませんが、ナイトワークとしての気楽さはダントツでしょう。
スナックとは
スナックもガールズバー同様、基本的にはカウンター越しの接客となります。ママが1人で頑張っているお店に、バイトの女の子が1~2人というこじんまりとしたお店が多いのが特徴です。お客さんは時間料金とドリンク料を支払います。
30代から40代のママが多いため、お店は大人の落ち着いた雰囲気で、小さなお店ほどフレンドリーな接客となります。客層の年齢層も、キャバクラやガールズバーよりはやや高めです。時給はキャバクラと同程度ですが、指名料などがつかないぶん、トータルの収入はやや劣るでしょう。
パブとは
本来、パブとはイギリスで発達した大衆酒場のことを指します。ですから、ドリンクのほかには軽食程度しかないキャバクラやスナックと違い、食事のメニューも比較的しっかりあるのが特徴です。
給仕する女の子はお店の方針に沿った華やかな衣装を着たり、お客さんとおしゃべりしたりします。ショーパブやフィリピンパブなど、コンセプトをはっきりと打ち出したお店が多く、料金システムや働く女の子の時給はお店によってまちまちです。セクシーなお店も多いので、求人情報をよく確認しましょう。
クラブとは
時間料金制で指名料があり、お客さんの隣に座って接客するのはキャバクラと同じですが、高級感あふれ、優れた容姿はもちろん高い接客能力が求められるのがクラブです。大人の落ち着いた雰囲気で、和服で接客するようなお店もあります。
高い料金体系ゆえ、客層の年齢も高く、高収入層が集まります。一見さんお断りのお店も珍しくありません。キャバクラよりも高収入が見込めるぶん、接遇マナー、身だしなみなどはママから厳しいチェックが入るでしょう。ただ、働いて得られる人脈はプライスレスで、きっと将来の糧になります。
ラウンジとは
クラブと同じような雰囲気ながら、クラブよりも高級感は抑えめなのがラウンジです。クラブよりも気軽で、キャバクラより落ち着いているのがラウンジの魅力といえるでしょう。働く女性の年齢層はキャバクラよりもやや高めです。
お客さんが支払う料金も働く女性の時給も、クラブとキャバクラの中間といえます。「キャバクラかクラブか」と働き場所に迷っているなら、ラウンジの面接に行ってみるとしっくりくるかもしれません。
おわりに
どの業態も、基本的にはお触りなしの健全なバイト先です。収入優先ならキャバクラやクラブ、気軽さを優先するならガールズバーやスナックなど、自分のスタイルに合わせたお店を選ぶと長続きするはずです。自分の適性とお店の雰囲気を見極めましょう。