新しくお店に入ったキャバ嬢は、一定期間だけ時給が保証されるので安心です。売上に関わらず高時給だからラッキー!と思うことでしょう。
しかし、保証期間のうちに頑張っておかないと、後々大変なことになります。保証期間の内容と、期間内にすべきことをお伝えします。
キャバクラの保証期間システムとは
キャバクラの保証期間システムとは、入店したばかりの新人キャバ嬢の時給が一定期間保証される制度のことです。売上や貢献度に関係なく、働けば働いただけ固定の時給がもらえます。
キャバクラはお店に貢献すればするほど給料が上がるシステムを導入しています。お店によりけりではありますが、基本時給のほか、本指名や同伴出勤があればその分インセンティブが入りますし、売上金額によってボーナスが出るのです。逆に頑張りが認められなければインセンティブはなく、時給も下げられてしまう恐れがあります。
すると、指名客を持たない新人キャバ嬢は、初めのうちはどんなに頑張っても時給分しかもらえないどころか、時給がどんどん下がっていってしまうことになります。これではモチベーションが上がりませんよね。保証期間システムは、新人キャバ嬢に腰を据えて働いてもらうための仕組みなのです。
保証期間は何もしなくてもいい期間ではない
さて、売上に貢献しなくても時給が下がらないからといって、安心してあぐらをかいていいわけではありません。保証期間が終われば売上によって給料が変わる厳しい環境に置かれます。保証期間中に実績をつくれなかったら、時給がかなり下がってしまうかもしれません。保証期間は、安定した環境のなかで成長するための大事な時期であると考えましょう。
保証期間内にすべきこと
フリー席で指名をとる
売上を伸ばすためには、一にも二にも指名客を獲得しなければなりません。まずはフリーのお客さんが来たときに、場内指名をゲットするのが本指名獲得への近道です。
フリー席には、指名客の少ないキャバ嬢を積極的にまわしてくれることが多い傾向にあります。新人らしいフレッシュな接客で、場内指名を勝ち取りましょう。
フリー席のお客さんと連絡先を交換する
フリー席のお客さんについたら、短い時間でも自分をアピールし、連作先を交換することを忘れてはいけません。お客さんの連絡先は、キャバ嬢の営業のかなめです。さまざまなフリー客からLINE IDやメールアドレス、携帯番号をもらいましょう。
ただし、すでに指名キャバ嬢のいるお客さんとの連絡先交換はマナー違反です。いくらお客さんからお願いされても、こればかりは絶対にしてはいけないと肝に銘じましょう。うっかり他のキャバ嬢の指名客と連絡先を交換してしまった結果、減額や解雇になってしまったなんてこともありえます。
連絡先を交換したお客さんと連絡をとる
お客さんと連絡先を交換したら、積極的に連絡をとりましょう。お客さんが帰ってすぐに「お店に来てくれてありがとう、また来てね」のメールを送るのはマナーとしても当然のことでありながら、とても効果的なのです。
そしてマメに営業メールをし、お客さんとコミュニケーションを重ねていくことが、「またあの子に会いたい」と思ってもらうための唯一最高の手段になります。
お客さんに同伴出勤をおねだりしてみる
「お店に来てね」と何度もメールすると、いかにも営業風ですよね。「あのレストランに行ってみたいから、一緒にお食事しませんか?」と食事デートに誘ってみましょう。
食事後に一緒にキャバクラへ行く、同伴出勤をおねだりするのです。お店に貢献でき、ポイントが上がりますよ。
アフターに参加してみる
先輩方がアフターへ繰り出すとき、仕事の後でちょっと疲れてしまっていても頑張ってついて行ってみましょう。席につかなかったお客さんにも顔を売ることができるチャンスです。
お店には来なかったお客さんの友達にも、もしかしたら会えるかもしれません。そんなときはチャンスと思って名刺を渡し、「今度よかったらお店に来て」と誘ってみましょう。
おわりに
保証期間システムは、新人のキャバ嬢が安心して仕事に集中できる仕組みです。でも、保証期間中の行いが、キャバ嬢としての将来を左右するといっても過言ではありません。
保証期間が終わったら時給をメッチャ減らされた……ということのないよう、きちんと頑張って実績を上げましょう!