人間関係に悩まずに済む?キャバクラ派遣のメリット・デメリットを解説

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他の職業と同様に、キャバクラの業界にも派遣という働き方があります。専属でお店に採用されるには出勤できる日数が少ない場合や、キャバクラ特有の人間関係が苦手といった女の子には有益な働き方です。今回は、キャバクラ派遣のメリットとデメリットについて解説します。

キャバクラ派遣の仕組み

キャバクラ派遣では、お店に採用されるのではなく、派遣会社に登録して働くことになります。女の子は働くことのできる日を派遣会社へ申告し、派遣会社はそれに従って出るべきお店を決めてくれます。出勤するお店は、毎回違うこともあれば、同じこともあるでしょう。

派遣会社は、お店からマージンをもらうことで運営しています。お店に提示する女の子の時給の、何パーセントかを紹介料として受け取るのです。よって女の子を派遣してもらうお店は、普通に未経験者の女の子を雇うよりも若干高めの時給を払うことになります。

「それなら、新しく専属になってくれる女の子を探したほうがいいのでは?」という考え方もあるかもしれません。でもお店にとっては、イベント時などお店の混むときにだけ派遣嬢に来てもらえるので、新しく女の子を雇うよりも結果安上がりです。

キャバクラ派遣は、「自分の都合のいいときに働きたい」というキャバ嬢と、「お店が忙しいときだけ手伝ってほしい」というお店の要望をマッチングさせる働き方となっています。

キャバクラ派遣のメリット

• 本文中画像:画像番号:132132563 http://www.shutterstock.com/pic-132132563.html

名実ともに「完全自由出勤」であること

キャバクラの多くは、例え専属であっても完全自由出勤がうたわれています。でも、長く働くほどに「お店が忙しい日には必ず出てほしい」「もっと出勤してほしい」といった要望が、お店から出てくることはあり得るでしょう。押しに弱いキャバ嬢は、断りきれず、無理をしてしまうことになりかねません。

一方、キャバクラ派遣は「明日働きたい」と思ったら登録会社に連絡を入れればいいだけですし、勤務先が決定していなければキャンセルもアリです。連絡を入れるタイミングや日が悪いと仕事にあぶれてしまう可能性もありますが、それでもこの自由さは魅力的ですね。

新採用の場合よりも時給が高いこと

お店に新人として採用される場合、よほどの経験者でなければ「まずはこの値段からスタート」とやや低めの時給を提示されます。それでも他のバイトよりはかなり実入りがいいのですが、経験者は「また頑張って時給を上げなきゃならないのか」と辛い気持ちになることもあるでしょう。

派遣なら、指名料や売上マージンなどの上乗せがないぶん、時給は新人よりも高めに設定されています。出勤するモチベーションが上がるでしょう。

ノルマがないこと

その日にしか出ないのだから、月ごとの売上ノルマには無関係です。売上ノルマに押しつぶされそうなキャバ嬢には、派遣をおすすめします。

指名客がいないため、同伴がないこと

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指名客と出勤前にデートする同伴は、ほとんどのキャバ嬢にとって売上アップにつながる大事な仕事です。でも、派遣嬢はそもそも指名客をゲットする機会がないので、同伴をするすべもありません。出勤前の時間を、まるまる自分のために使えます。

衣装の負担があまりないこと

派遣会社によって違いはありますが、ドレスを無料で貸し出してくれるところがほとんどなので、自分で衣装を買う必要がありません。自前の衣装で働かなければ場合も、お店が違えば毎日同じでも気づかれません。結果、負担が少なくなります。

ヘアメイク代が引かれないこと

これも登録会社によりますが、派遣先に専属のヘアメイクさんがいれば、無料でヘアメイクをしてもらえる可能性が高いです。これはかなりのメリットです。

職場の人間関係と無縁になれること

専属でお店に入る場合、女の子たちとの派閥争いなどドロドロした人間関係に巻き込まれる可能性があります。実際、キャストとのつきあいに疲れて辞めてしまうキャバ嬢もいるほどです。でも、派遣ならそういったトラブルとは無縁です。

キャバクラ派遣のデメリット

• 本文中画像:画像番号:443293480 http://www.shutterstock.com/pic-443293480/stock-photo-beautiful-young-woman-thinking-against-pink-background.html?src=qpSdXchbxKm4iE9LV3YesA-1-6

インセンティブがつかないこと

指名なし、同伴なし、売上ノルマなしは気楽ですが、それらのインセンティブが全くないことでもあります。純粋に時給だけとなるので、より稼ぎたいと思っても方法がありません。

ちょっとさみしいこと

人間関係に巻き込まれないということは、人間関係を築けないということにもつながります。雰囲気の良いお店に配属された場合は、仲間になれない寂しさを感じることもあるでしょう。

プロの仕事を要求されること

新人とは違い、研修やスタッフによる指導は一切ありません。勝手の分からないお店でキャバ嬢として振る舞えるだけの経験が期待されています。その意味では、経験の浅いキャバ嬢には向いていないかもしれません。

まとめ

メリットとデメリットを総合すると、キャバクラ派遣は「専属で働いていて、精神的に少し疲れてしまった」という経験者や、「副業として少しだけ稼ぎたい」という元経験者におすすめです。自分に合った働き方を考えているなら、キャバクラ派遣も選択肢に入れてみましょう!